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なにかあり/とくになし

点をとりとん

桜の季節とは思えない極寒!


在日ファンク@新代田FEVERへ。
すこし遅れて入ると超満員。
ハマケンについにスター・タイム到来かと思う。


YSIGサイトウジュン
一十三十一
ボーズ&アニ(スチャダラパー)という豪華なゲストを迎えての
ツアー・ファイナル。


ハマケンの声は
ツアー疲れのせいか
かすれているし、いつもより野太い。
高音シャウトがうまくきまらないじれったさはあるけれど、
やけに太いハスキーヴォイスは
何だか水木一郎みたいで
これはこれでありかもと思ったりもした。


ゲストやメンバーを
堂々とさばきながらの主役ぶりも頼もしい。


ただ
ぼくの妄想で言わせてもらえば、
たとえば往年の「ものまね王座決定戦」みたいにですね、
ハマケンが熱唱しているうしろから
ぬっと黒い人影が現れて
何とそのひとはJB本人で(故人ですが)
「ハッ!」とシャウト一発!
それに気づいたハマケンが白目向いてアタフタするという夢の共演とか、
そういう段取り度外視的な舞台も期待します。


追いつめられて逆上したときの
ハマケンの良さも知っているので。


終演後、
下北まんが道非営利団体!)のメンバー、M哉氏より
押切蓮介の秘蔵自主出版物をいただく。
何よりありがたいことです。


その後、
ツマの友人たちと下北の「王将」にて
何故か話題は
高校野球の応援団が演奏するレパートリーの話に。


何年経っても
山本リンダ「狙い撃ち」やピンクレディー「サウスポー」
海のトリトン」なんかがすたれないねと言う話の流れで
ツマの友人から名言が飛び出した。


「あれ(海のトリトン)って
 “点を取りとん”の意味もあるんでしょ?」


え! そうだったのか!
「ゴーゴー!」の部分だけが受けてるんだと思ってたら、
そんな朗らかなダジャレが隠されていたなんて。


そんなわけないよねと
その場をつくろいながら
彼女の解釈に
心を激しくかき乱されてしまった。


点をとりとん……。


明日からは
この曲が流れる瞬間を
微笑なしでは済ませられそうもない。