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なにかあり/とくになし

「ブレイン・ロック」オン・MOJO

昨日に引き続き
「ブレイン・ロック」アナログ盤へのレビューを。


今回もイギリスの「MOJO」誌。
評論家イアン・ハリスンが
アナログ盤の再発から毎月5枚をセレクトして紹介するページの
5枚目に登場した。


NRBQのドラマーが、自分のオープンリールで面白半分に1972年に制作した若き日のノーファイ(no-fi)な30曲の断片集を再発した。ソヴィエト製みたいな音を立てる家庭用オルガン、ギター、食器の引き出しをカチャカチャ言わせているようなパーカッションがたんまりオーヴァーダブされて、「それゆけスマート」のテーマ曲の口汚い不吉なカヴァー、ジャンデックがジャム瓶を使って殴り書きしたような断片、すさまじくどっしりとしたビートを持つ疑似ジャズ風のミューザック、そして、友人の父親の持つ教会でレコーディングされたパイプオルガン曲といったトラックに収まっている。


イアン・ハリスン(MOJO 2010 April)


短いけれど
これも褒め言葉の部類だろう。


ちなみに
地元のカルチャーペーパーによると
ミステリー・トレインでは
今月の売上チャート2位を
引き続き快走中とのこと。