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なにかあり/とくになし

それがぼくの鳴き声

ぎっくり腰になって気がついたことがある。


くしゃみは
凶器である。


そうでなくても
鼻炎持ちのぼくは
普段からくしゃみがはげしい。


顔をおおきく振りかぶって
ゆっくりとしたモーションで反動をつけ
一気にバビューンと。


その電撃的なショックで
全身が影絵になってしまう気がする。


あらたにゲットした湿布の効果で
痛みはすこしマシになってきているが
依然として
動きには注意が必要だ。


ちょっとからだをひねると
じーんとにぶい痛みがおそい、
そのたびに
なんともなさけないうめき声が出てしまう。


人間も動物であるという真理にもとづいたときの
ぼくという動物の鳴き声は
今出しているものなのだろう。


それは
「おふ、おふ」だ。


気のせいか
日常の動きも
二足歩行より
四本足に近いものになっている。


薬局のひとによれば
はじめてのぎっくり腰は
一週間程度つづくそうだ。


おふ、おふ。