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なにかあり/とくになし

彼女と彼とゾンビたちの7インチ

シー&ヒムのセカンド・アルバムは
買ってない。


NRBQのカヴァー入ってますよ」とは
いろんなひとからも言われた。


確かに彼女と彼が歌う
「ライディン・イン・マイ・カー」は素敵だけど、
「絶対買うでしょ」と言われると
ヘソマガリが顔を出してしまうのだ。


そのうち買うだろうけど。


でも
今買いたいのは
シー&ヒムの7インチの方だ。


いわゆるシングル盤のジャケにあたるピクチャースリーヴではなく
プレインスリーヴという真ん中に穴が空いていて
シングル盤のラベルが覗くスタイルなのだが
そのスリーヴのデザインを
曲ごとに変えているのだ。


こんなのとか、
こんなのとか。


こにくらしいったらありゃしない。
これは欲しくなるよね。


そう言えば
シー&ヒムのセカンド・アルバムは
ビルボードのアルバム・チャートで6位まで上がったんだそうだ。


ヴァンパイア・ウィークエンドが全米1位になった年なんだから
それくらいもはや
当たり前のことなのかもしれないけど。


この7インチは限定らしく
すでに在庫切れを起こしているところもあるみたいなので
ご興味ある方はお早めに。


7インチと言えば
ビッグビートから今月末に発売される
ゾンビーズの4曲入りEP3種も
かなりアツい。


Zombies '66
At The BBC
Time Of The Season


それぞれ
60年代に出ていてもおかしくないのに
今はじめて発売されるというパラドックス的なおもしろさがあるし、
音源も微妙にマニア心をくすぐるものになっている。


なによりも
ロック名盤が
やたらと図体がでかくて重たいボックス・セットで
商売を重ねているこのご時世に
このコンパクトなサイズに着目したセンスが素晴らしい。


情報と言う名の恐竜の
股の間をするっと駆け抜けてゆく猫みたいな
そんな小気味よさがある。


こういう7インチのリリースの機運は
ここ数年の英米では盛んだったけど、
ただ7インチにして出せばいいという時代から、
なにを切り取って
どう見せるかというセンスと姿勢が
問われる時代になってきたという気がする。


シー&ヒムの一番新しいシングル
「Theives」は
B面もとても良い曲だった。


こういう曲こそ
CDのボーナストラックみたいな蛇足で聴くのではなく
シングルのB面で
きちんと聴きたいと思った。


※操作を誤って本日のブログをすべて消去してしまったため
 リライトしたヴァージョンで再アップしました。
 オリジナル(?)とは一部ヴァージョン違いになっております。