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なにかあり/とくになし

だけ〜ど、ンン〜、だけ〜ど〜

昨日
NHKの朝ドラ「てっぱん」を脱落しそうだと書いた。


そう書いて
何だか申し訳ない気になるのは
ドラマの関係者に対してではない。


ドラマの関係者に対しては
「ちまちま小さいことをいちいち大きくするな!」と言いたい。
ゲゲゲの女房」を
途切れ途切れでしか見られなかった後悔があったので
ひさびさに初回から見ることにしたぼくの決意を
あっさり裏切るような
しょうもない展開をするな!(特に駅伝関係で)
まあ、テレビ桟敷のたわごとですが。


それよりもなによりも
何だかすまないなあという気持ちになるのは
二階堂和美さんに対してだ。


去年の暮れに見た
ニカさんの素晴らしいライヴで
あえてドラマの名前はあげていなかったけれど
「毎朝、地元の言葉がテレビから聞けるのはいいもんですね」
みたいなことを彼女がぽろっと言った。


物語の舞台は
尾道と大阪で
主人公の女の子には
強い尾道なまりが残っているという設定だった。


広島の大竹市に住むニカさんからすると
そのなまりに近しさがあるのは当然だろう。


ドラマの展開よりも
ニカさんの
その親近感の持ちようのほうに
ぼくは引き寄せられたのだった。


あれほどすぐれた才能の持ち主が
故郷の言葉が聞こえるというその一点ゆえに、
ドラマの出来不出来を超えて
作品を許しているというのも
なんだか興味深いことじゃないですか。


実は12月を迎えた時点で
すでにもう見るのをやめてもよいと思っていたのだが、
とにかく
ニカさんのそのひとことが気にかかって
もうしばらく付き合ってみることにしていたのだ。


だけど〜、
ンン〜
だけ〜ど〜♪


あ、
これ(↑)は「サザエさん」火曜ヴァージョンの
エンディングテーマの一節です。
ひそかに
いい歌だったんですよ。