チチについて
こないだ
用事があって
ひさびさに夜の歌舞伎町を歩いた。
区役所通りあたりのピンクな客引きが
またまた結構はげしいものになっている。
先を急いでいるときはうっとおしいものだが
他人事としてながめている分には
なかにはおもしろいやりとりもあって感心することもある。
今日たまたま目撃したやりとり。
客引き「お父さん、チチのぬくもりいかがですか?」
通行人「おれ、今度父親になるんだよ」
客引き「かー! 与えるのも、もらうのも、いいもんですね!」
かみ合ってないが
おもしろい。
チチと言えば
昔「アンチチチ」というタイトルのCD-Rをつくったことがある。
ローザ・ルクセンブルグの「さわるだけのおっぱい」(名曲!)や
日本語の上手な外人歌手ヘンリーの
「ちっちゃな胸の女の子」など
胸にめぐまれない女性を讃える曲を
いくつかいれていたと記憶する。
ちなみにヘンリーは
谷啓さんのうたった「ヘンチョコリンなヘンテコリンな娘」をつくった
知られざるシンガー・ソングライターのひとりでもある。
まあそんな脱線はいいか。
そのCD、
いつぞやのお正月に
どなたか一名にさしあげたはずだが
選曲リストが残っていなくて
詳細は忘れてしまった。
今度
「アンチチチ・アゲイン」でも
つくってみるか。
ルビナーズの
パワーポップ博愛主義に満ちた
素晴らしいライヴを見た夜だった。