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なにかあり/とくになし

ぼくの苦役列車(仮)

西村賢太苦役列車」を一気に読んだ。


くせのつよい日本酒を
割らずに飲んで
おえっと思いつつ
飲んでいるうちに慣れてきて
ついつペースがあがり、
しまいに酔っぱらってしまったが
不思議と悪酔いはしなかった。


そんな感じか。


作者の年齢が近いことは知っていたが
劇中に出て来る
あるバイト(日雇い労働)と
まったくおなじ仕事を
ぼくもしたことがあるという事実におどろいた。


作者自身の姿である
作中の主人公は19歳で、
ぼくがいわゆる派遣労働者だったのは30過ぎの話だから
いくらか時代や環境は異なるものの、
あの労働形態にまつわる
徒労感根無し草感悪銭身に付かず感はまったくおなじで
ぞっとするような感覚におそわれたのだ。


ふと思ったが
あの派遣時代にせっかくいろいろな仕事をしたのだから、
備忘録的な意味も込めて
何日間かつづけて書き記してみたい。


「ぼくの苦役列車」じゃあんまりだから
明日ちゃんとしたタイトルは考えよう。