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なにかあり/とくになし

ビーチ・ボーイズを詠む、キャピトル篇

ツイッター上で唐突に詠んだ
ビーチ・ボーイズ・全アルバム川柳・キャピトル篇。


時系列で掲載したつもりが
肝心の「ペット・サウンズ」が
すっぽり抜け落ちていたりして。


というわけで
全19首を
ここにあらためて掲載します(一部修正した句あり)。


海に来た おれたちホントは カナヅチさ
「サーフィン・サファリ」(1962)


音楽なら 波に乗れるよ いつだって
「サーフィン・USA」(1963)


部屋のなか ひとりさびしい 夏もある
「サーファー・ガール」(1963)


車にも 歌をあげるよ よろこんで
「リトル・デュース・クーペ」(1963)


風を切れ サイレンのよう ファンファンファン
「シャット・ダウン・Vol.2」(1964)


あの夏を 永遠(とわ)と思えた きみたちへ
「オール・サマー・ロング」(1964)


舞台には 客から見えぬ その苦悩
ビーチ・ボーイズ・コンサート」(1964)


無邪気さで 64年を しめくくる
ビーチ・ボーイズ・クリスマス・アルバム」(1964)


好きだよと つぶやいて空 秋の気配
ビーチ・ボーイズ・トゥデイ」(1965)


夏の光 そのまぶしさと 影すこし
「サマー・デイズ」(1965)


楽しさは ひとときの泡 弾けゆく
ビーチ・ボーイズ・パーティー」(1965)


犬が鳴く でも本心は ぼくが泣く
「ペット・サウンズ」(1966)


その先は 戻れぬ未来 まっすぐに迷う 
「スマイル」(1967 not released)


スマイルの 落ち穂を拾い せつない切絵
「スマイリー・スマイル」(1967)


あるじなき 船でも漕ぎだす 勇気見せ
「ワイルド・ハニー」(1967)


友だちも ひとりぼっちで どこかにいる
「フレンズ」(1968)


カラオケに しちゃやりすぎな 技だらけ 
「スタック・オー・トラックス」(1968)


目をこらし 痕跡さがす ブライアンの
「20/20」(1969)


ロンドンの この歓迎が 命綱
「ライヴ・イン・ロンドン」(1970)


70年代篇も
ご要望が多いようでしたら検討したいと思います。
シメキリと相談しつつ……。