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なにかあり/とくになし

ビーチ・ボーイズを詠む、ブラザー&それ以降篇

先日詠んだ
ビーチ・ボーイズ川柳。
60年代キャピトル篇に続き、
70年代のブラザー・レーベルとそれ以降の作品についても
詠んでみました。


すでにツイッターで発表した全14首に加え、
こちらでは最後にボーナス・トラックも3首ほど。


では、どうぞ。


日だまりで 不意のやさしさ ドキドキする
「サンフラワー」(1970)


さざ波と 一握の砂 夏が終わる
サーフズ・アップ」(1971)


弟が 看板背負って 意地を見せ
「カール&ザ・パッションズ〜ソー・タフ」(1972)


重たげに 息継ぎをする セイラーが
「オランダ」(1973)


ライヴでは まだ生きている ハーモニー
「イン・コンサート」(1973)


しゃがれても 見切り発車だ ブライアン
「15・ビッグ・ワンズ」(1976)


本当は ソロのつもりで 愛を書き 
「ラヴ・ユー」(1977)


マハリシが メロウな魔法 くれたかな
「M.I.U.アルバム」(1978)


明るさを 水増しにして スマハマへ
「LA(ライト・アルバム)」(1979)


カラ元気も 美しきかな 夏がまた来る
「キーピン・ザ・サマー・アライヴ」(1980)


デニスの死 「ゲッチャバック」で 乗り越えて
ビーチ・ボーイズ」(1985)


ダサいぜと 思いし「ココモ」 つい鼻唄
「スティル・クルージン」(1989)


ハラ決めた 夏に殉じる もう悩まん
「サマー・イン・パラダイス」(1992)


カントリーに 歌ゆだね振る 星条旗
「スターズ&ストライプス Vol.1」(1996)


以下、ボーナス・トラック。


無法者 静かに還る 冬の海
デニス・ウィルソン死去(1983年12月28日)


ユージン(友人)の 手を借り長い 眠りから立つ
ブライアン・ウィルソンブライアン・ウィルソン」発売(1988年7月12日) 


末っ子が 見事に締めた 生きざまを
カール・ウィルソン死去(1998年2月6日)


さて、
お次はなにを詠みましょうか……。