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なにかあり/とくになし

さらば、ブラウン氏

家に
液晶テレビが来た。


長年使い続けたブラウン管のテレビは
お役御免になりました。
長いあいだ、ごくろうさまです。


思えば
うちのアパート全体で加入したデジアナ変換のおかげで
テレビの買い替えをしないで済むわと
喜んでいた矢先のことだった。
地デジ開始前後から
ブラウン氏(テレビのことです)のゴキゲンがわるくなったのだ。


その症状は重いものだった。


普通にテレビを見ていると
何の前触れもなく
急にヴォリュームが最大までのぼりつめてしまう。


まるでテレビの絶叫!
アギャー!


地デジなんかイヤだよー! という
心の叫びだったのかもしれない。


点けたり消したり
叩いたり
あやしたり
ごまかしながら使い続けていたが、
どうにもいけないということで継続使用を断念。


ツマと品定めをして
世界の亀山さん(アクオスのことです)に来ていただいたのだった。


つないで見たら
やっぱ、いいわ〜。
きれいだわ〜。


天気予報やニュースまで
べっぴんさんに見とれるような気分になってしまう。


さて
ブラウン氏は
亀山さんと交替で
引き取られていった(有料)。


聞くところによると
中古のブラウン管テレビは
アフリカが主な輸出先らしい。


あのブラウン氏、
アフリカだったら
絶叫機能を活かして
いい街頭テレビになるかもしれないぜ。