「にじみの旅」は、はじまったばかり
二階堂和美「にじみ」発売記念ツアー
「にじみの旅」@wwwに出かけた。
つい一昨日の
北海道小樽からはじまった
全国30ヶ所をめぐるツアー旅の3公演目。
「にじみ」バンドで見るニカさんは
去年の12月以来だったけど、
アルバム「にじみ」を完成させて
あらたに臨むライヴということで、
同じバンドであっても
違うムードを感じた。
偶然が偶然を呼び
集った者たちが
出す音出す音を
それぞれ「お!」「おお?」と感じ合っているような
新鮮な出会いの場という感じだったのが去年。
今回は
アルバム制作を通じて
ずいぶん一心同体化したというか、
おたがいのくすぐったいところを
熟知しはじめたようなところがある。
去年は
ニカさんが指揮者のようにまとめあげていた世界を、
今は
バンドもろとも世界を作って
ニカさんを包み込んでいるというか。
アルバム「にじみ」の曲順通りに演奏された本編。
アンコールでは
大阪での奇跡の共演を再現した
「今夜はブギーバック」+スチャダラパー。
がたぴしとしていたり
破れかけてたり
ところどころがとんがってもいるけど
うまいこと
玉のように
バンドごと転がって旅をしていってほしい。
全国をまわって(ぼくの地元の熊本にも行って)
ごろごろと転がって12月に東京に戻ってくるころには
きっとかなり
得体の知れないくらい
すごいバンドになってしまっているんじゃないか。
「にじみの旅」は、はじまったばかり。
それをもう一度見るまでは
会場で売られていた初の著書
二階堂和美「しゃべったり 書いたり」(編集室屋上)を読んで
ぼくなりに「にじみの旅」をしながら待ちます。
まずはまえがきから。
当たり前か。