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なにかあり/とくになし

フルネームソングとは何ぞや その39(小休止)

フルネームソングのことを
ちょっと立ち止まって考えてみた。


ここまでエントリーしたのは
延べで124曲。


このひとたちはなぜ
他人の名前を
そのまま歌にしようと思ったのか?


並べてみたらなにか見えてくるのかもと思いつつ
たいしたことはわかってないという気もする。


ひとつ思うことがあって。


フルネームソングって
学生だったころ
ひとり暮らしだったころ
部屋に貼っていたポスターに似ている。


自分にとってこういう存在であるとか
こういう影響をもらったとか
そんな言葉で対象化もできないくらい
ただただ好きなもの。


タイトルに言葉が足せないくらい
憧れてる。
好きや嫌いすらわからなくなる思いがある。


そういう思いには
せつなすぎる息苦しさもつきまとう。


全部の歌がそうだとは思わないけど
ぼくの好きなフルネームソングは
そういう匂いのするものが多いと思った。


そして
フルネームソングを書くようなひとたちは
人生のどこかで
部屋に貼ったポスターを
絶望的なくらい眺め尽くした時期があるんだろうなとも。


憧れと絶望はうらおもてだかんね。
でもそれはもしかして
思いつづけることで
あるいは
ふとしたはずみで
絶望も希望にくるっとひっくり返ることがあるという意味でもある。


この考察は
別につづかなくてもよいが
またなにかそのうち書くかもしれない。