浅草橋の柴田聡子から渋谷のフレネシまで
浅草橋天才算数塾の1階は
三和土(たたき)につづいて
奥に飲食のできるカウンター。
急な階段をつたって2階にあがると
道路に面した窓側のスペースは畳敷き。
もう半分は
奇妙だがうつくしさのある絵画やら何やらが
雑然と置かれながら
不思議な自己主張をそれぞれがしている。
この2階の間の
畳と奥の間の境目、
つまり
現実と非現実の境目みたいな場所で
この日の出演者たちは歌うことになっていた。
さっきまでその境目で身を横たえていた柴田聡子は
むくっとからだを起こすと
椅子にこしかけギターをいじり時間をすこしもてあまし、
やがて合図が出たので
歌い出した。
新曲なのか
それともぼくの知らない曲なのか
「しばたさとこ島」にも2枚のCD-Rにもない曲がいくつかあって
持ち時間では全然足りない感じの歌いたさがあって
たのもしい気分だった。
さて
浅草橋ではここで時間切れ。
もう一カ所、行かなくてはいけない場所があり
イベント半ばにて失礼をした。
ごめんなさい。
行く先は渋谷。
電車中ではふたたび「踊ってはいけない国、日本」。
宮台真司とモーリー・ロバートソンの対談がおもしろい。
今この現実が腑に落ちるヒントがいろいろある。
「新住民」「クレイジー・クレイマー」「末端ファシズム」…。
m-floの☆Takuのインタビューも結構おもしろい。
「数学力の低下」が招いた日本の失墜…というくだりとか。
このあたりで渋谷着。
6時をまわるともうくらい。
夏至からはもうすぐ3ヶ月になる。
坂をのぼって渋谷WWW。
すこし遅れて
フレネシの新作「ゲンダイ」発売を記念した
「フレネシ学園 秘密の文化祭」に潜入。
第一部のフレネシ、INN JAPANの演奏は見逃したが
第二部の漫画大喜利には間に合った。
フレネシという
可憐と毒素をミックスした
パラレルでシューレアルな音楽家から受けた衝撃については
この日のブログにも書いたことがある。
だが
彼女のライヴをみるのは
はじめてだ。
ああ、ちょっと時間が足りないので
このつづきは次回。
【告知】
9/17は
ここにおじゃましてしゃべります。
「【pus2012】稲田誠、九龍ジョー☓松永良平☓小田晶房」
4時からだとてっきり思ってたら
夕方3時半からだそうです。
遅刻しないようまいります。