mrbq

なにかあり/とくになし

トロンボーンに梅酒のソーダ割を

「CDジャーナル」2008年1月号届く。
谷川健一という京都在住のシンガーの
CD2枚をレビューしました。


サケロック東京キネマ倶楽部、初日。


余裕を持ってハイファイを早退したはずなのだが、
渋谷から鴬谷は結構遠かった。


そういう思いは
共通したものだったのか、
改札を抜けたところで
「やべ、あと5分だよ」とつぶやく女子2人組に追い越された。


しかし、その片方の女子が
「だいじょぶだいじょぶ」と自信ありげに言うので、
ぼくもそれを信じて少しあとをついてゆく。


実は会場までの道筋が
ちょっと心もとなかったのだ。


確かに自信満々の女子が言ったとおり、
ぼくらは間に合った。
場内に場所を確保して
5分ほどしたら照明が暗くなった。


何だろう?
トロンボーン
今日はとてもよく鳴っていた気がする。


「ぷっぷくぷっぷ」と息を吹き出しているのが
手に取るようにわかる。
くちびるのかたちまで感じるような音だった。


とりわけ
「エイト・メロディーズ」のあたり。


通りすがりの音楽通のおやじみたいな渋さで
「にいちゃん、いい音してるな」と
肩を叩いてどっかに去って行きたいような気分になったが、
ライヴはまだまだ続くので会場は去れない。


とりあえず
ドリンクを取りに行こう。


梅酒のソーダ割を一杯。
この注文はあんまり渋いとは言えないな。