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なにかあり/とくになし

「グラゼニ」の原作のひと、作画のひと

「モーニング」の「グラゼニ」が
なかなかおもしろいですよと
ぼくに言ってくるひとが最近多い。


漫画の話です。


グラゼニ」、
要するに
グラウンドには銭が埋まっているんだという
必死の精神で日々プレーする
決してA級ではない野球選手の話。


登場する野球チームの名前が
すべてGSのバンド名(スパイダースとか)だったりして
なかなか憎めないこのお話。


知ってるひとは知ってると思うけど
原作の
森高夕次
漫画家コージィ城倉
原作のみを担当するときの名前。


森高夕次名義で原作をした「グラゼニ」は
もともと月イチ連載だったのだが
思いのほか評判がよくて週刊連載が決まった。
なので
コージィ城倉名義で描いていた「ももえのひっぷ」は
駆け込み大掃除みたいに
終了してしまったのではないかとも勘ぐってしまう。


ま、
もちろん、それなり以上のカタルシスはあったけど。


グラゼニ」には
今のところ
コージィ城倉漫画につきものの
作中人物の行動的かつ精神的な
“暴走→破綻”は今のところなさそうな感じだが、
そこはやっぱり
ひそかにそれを期待していたりもする。


そして
実のところ
ちょっと気になるのは
作画のアダチケイジが2年前に出していた単行本
アダチケイジ大全集 The DRIFTERS (1)」のほう。


グラゼニ」とはすこし違う画風だし
デビュー単行本にして
352ページもあるというボリュームも気になる。