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なにかあり/とくになし

グッドラックヘイワにハートが焦げた夜

苗場の朝。
前夜、しこたま飲んだビールも
予想外に抜けが良く、
9時過ぎには目が覚めた。


昼過ぎにツマが急遽FUJIに参戦することになったため、
到着前に足を伸ばしてオレンジコートへ。
面影ラッキーホールの熱演を見る。
このころは、まだ晴れていた。


ツマが合流したあたりから小雨模様に。
アヴァロンステージでグッドラックヘイワ
オーガニックな客層に、
やや腰を落ち着けて聴かれてしまったきらいあり。


しかし、夜。
グリーンステージのケミカル・ブラザース終了後という時間帯、
苗場食堂に再び現れたグッドラックヘイワ
印象を一変。


おりしも客にもアルコール摂取という“ケミカル”な変化が訪れた時間帯。
クールな知的音楽格闘技というイメージがぼろっと落ちて、
本能任せで音が踊った。
マッド・サイエンティスト(実は人情家)野村卓児が
キーボードを離れて、大いに踊った夜だった。


グッドラックヘイワ史上最高の演奏。
ただし、現時点では。


その先にもっといい未来が来そうだという予感に
ハートが焦げた。


ジョナサン・リッチマン
苗場食堂での小さい音量での率直さ、
フィールド・オブ・ヘヴンでの、すき間のきれいさ、
クリスタル・パレスでの上気したダンス、
結局3回3カ所とも見たのでした。