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なにかあり/とくになし

百合子のひとりめし

ハイファイのお客さんである
Kさん(女子)から漫画を借りた。


「百合子のひとりめし」。
原作:久住昌之
作画:ナカタニD.


これは久住氏が谷口ジローと著した
都会のひとりおとなB級グルメの傑作
孤独のグルメ」の続篇として企画され、
「週刊漫画アクション」に短期連載された作品を
まとめたものであるという。


単行本化するには満たない分量であったため、
作画のナカタニD.が自主制作(100部限定?)で製本。
それを吉祥寺の書店で偶然ゲットした彼女が
ハイファイに持ってきてくれたのだった。


孤独のグルメ」とは打って変わって、
主人公は29歳の女性(バツイチ)。
象が大好きな美人女性である。


彼女が女性ひとりではとても入れないような
街のB級C級定食屋(しかし味は良い)に入る顛末を
濃いディテールと短いページでまとめている。


裏表紙は主人公と象の2ショット。
ページをめくると、彼女の名字も象(すがた、と読ます)だった。


象が好きという設定だけで一票入る。
ぼくだってタイで象の背に乗り、
象の演奏(太鼓とハーモニカ)を聴いたのだ。


ああ、この本、我がものにしたい。


あるルートを通じて入手を打診したところ、
11月のコミティアで少数販売しているので、
そこに行けば買えるよとのこと。


コミティア」とは、
属にいう「コミケ」の類だが、
いわゆるパロディ系、ヤオイ系は排した催しだと聞く。


さて、どうする。


「良平のひとりコミティア」をするべきか?