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なにかあり/とくになし

大阪こぼれ話

大阪こぼれ話を
すこし。


昼過ぎに大阪に着いて
急遽飛び込んだホテルにチェックイン。


そのまま
まず向かった先はJAZZBO RECORD-MART。
尊敬する店主の横山憲さんに
ひさびさに会いたいと思っていた。


その伏線は
サケロックのドラマー
伊藤大地くんとの会話で
彼と横山さんに意外なつながりがあるということもわかったから。


大阪の女流サックス吹き、浦朋恵さんのライヴのドラマーとして
最近、月イチ程度のペースで大阪を大地くんは訪れているのだが、
移動の都合でリハーサルに参加出来ないとき
大地くんの代わりにドラムを叩いているのが
横山さんだというこぼれ話を聞いたのだ。


ぼくにとっては
横山さんは
ぼくの大好きな本「本の本」の作者でもある。
(そのことについてはこちらをどうぞ)


とるものもとらず
とりあえずJAZZBOへと向かった。
ところが
残念ながらこの日はご不在。


壁にかかったベイビー・ワシントンのアルバムに後ろ髪を引かれつつ
階段を降りた。


続いて向かったのは
以前に小野瀬雅生さんからご教示いただいて感激した
千日前「天丼の店」。


しかし
今回はお店の健在だけを確認して
ぐっと我慢した。


何故なら
東京から先に大阪入りしていた知り合いが
難波のほうに
とんでもなく食べ物がうまい飲み屋さんで
午後3時から飲んでいるという連絡を受けていたから。


ところが
おぼろげな地図を頼りに向かってはみたが
どうも見つからない。
うろうろとあちこちを回っているうちに
完全に道に迷ってしまった。


困ったことに
お店の住所も電話番号もちゃんと控えていなかったし
知り合いにぼくの番号も伝えていたかどうか心もとない。
それに
近くまで行けば何となくわかるだろと
高をくくっていたのだ。


そのうち、
ふっと迷い出たところに
レコード屋発見。


これは
難波のおもろい店として
噂にきいていたナカレコ2号店、ではないか?


正確には
Record Shop NAKAという屋号の店内に
待ち合わせをとっくに過ぎていることも忘れて侵入。


鈴木章治の超ジャケのかわいいクリスマス10インチやら
いろいろ気になるブツが揃っているが、
お腹も空いていたせいもあって気もそぞろに退散。
次は買いたいと思います。


結局、
あたりをぐるぐるとさんざん歩き回った挙げ句、
しかたないから「天丼の店」で腹ごしらえして
会場のBIG CATに戻ろうと決めた矢先だった。


携帯に着信アリ


ああ、そう、「味園」ビルんところで待ってて。


こうしてようやく
うまい酒と肴に
ありついたのでした。


メニューはこんな感じ(日替わりとの話も)。



素晴らしすぎて
サケロック開演直前まで
店で粘ってしまった。


その店の名は
「One Up(ワンナップ)」。


もう一度と言わず
大阪に来たら何度でも。


そうそう。


結局お会い出来なかったけど
JAZZBOの横山さん、
サケロックは見にきてたそうです。


こちらもまた。