盤キャラは続くよ
昼間に取材一件。
ありがたい方に、ありがたいロック発言をいただく。
家に帰ると、
ツマが「盤キャラがすごいことになってるよ」と言う。
トム・アルドリーノCD『ブレイン・ロック』発売などで常々お世話になっているバンブルビー・レコード金野篤さんのウェブ日記「バムブル営業日誌」にて、熱烈な反応が出ているらしいのだ。
早速拝見。
おお。
アンサー・ソングならぬ、アンサー・盤キャラがこんなに!
きのう、通勤途中もいくつか考えていたので、ちょい応戦。
“盤カラ”……学ラン、高下駄、大言壮語、照れ屋DJ。
“盤バンジー”……空中落下DJ。
“盤コ”……イタリアン・プログレ専門DJ。便座型のブースを使用。
“盤物同サイズの法則”……70年代中期フランク・ザッパ限定DJ。
“盤台”……銭湯の男湯女湯の境目にブースを設置。
“盤餐会”……たいてい会話がはずまない。食器の音のみ、かちゃかちゃと響く。
“バ盤ババンバンバン”……どんな曲でも「歯磨けよ」と合いの手。
“盤ニュイ”……片肘をついて憂鬱そうに前髪をかきあげるDJ。
“盤里の長城”……レコードを持ってきすぎて、労多く、持ち時間少なしDJ。
“盤テリン”……困ったときに患部に塗れば、DJも良くなる。
“盤有引力”……どんなDJでも、落ちるときはある。
ここまで。
あとはまかせた!(誰に?)
“盤ヒロシ”または“盤ちゃん”も入れておいて、とのリクエストもあり。
考えてみればバンヒロシさんのレコードに対する博覧強記ぶりは、
“盤ヒロシ”を地でいく面白さだった。
話はあっさり変わって、
柏木ハルコ傑作短編集「愛・水族館」の告知、ようやく発表。
2月28日発売である。
ひそかに収録を期待していた「梅沢かりん(32)の場合」がリストアップされていた。
「週刊漫画アクション」に掲載された読み切りで、
これを書けるこのひとは好きだな、と心底思ったのだ。
筆力あるな、とは、それまでも思っていたけれど、
シンパシーを感じるようになったのは、あれがきっかけだった。
内容はまったく違うが、
好きにさせてくれたきっかけという意味では、
山崎さやかで言えば「東京家族」(全5巻)みたいな。
あの漫画も、旧「アクション」連載だ。