ザコバ With 港超がいれば
どんなに忙しくても
気分がすぐれないときがあっても
ザコバ With 港超(べいちょう)がいれば
大丈夫。
そんなロック・バンドを
水曜日の夜中に「あらびき団」で見た。
ドラムを叩かないドラマー、
全身サランラップのベーシスト(ギタリストだったかも)、
歌詞を追うだけで何もしない馬、
ヴォーカリストがうたうのは
ZIGGY「GLORIA」の独自の解釈。
いや、介錯だったかもしれん。
馬は最後に発狂した。
キャプテン・ビーフハート&マジック・バンドかと思った。
71年に
キャプテン・ビーフハートのライヴを見たという
アメリカ人と話したことがある。
前座に予定されていたバンドは
マルキス・チンプスという名前。
聞いたこともない名前だと思っていたら、
なんとそれは
チンパンジーの曲芸だった!
ビーフハートのライヴは
45分アンコール無しで
そのあと客席は暴動になったそうだ。
ロックを聴く理由の根源って
そういうものじゃないのか。