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なにかあり/とくになし

カラスヤサトシのアホー

目当ての本がなくて
ついついカラスヤサトシ「おのぼり物語」(竹書房)を
買ってしまう。


4コマ形式の
ストーリー・マンガで
大阪から単身無職で
漫画家になるために状況する30歳の実話。


30歳で無職だったぼくにとっても(独身ではなかったが)、
あるある体験が多く
むずがゆさを覚えつつ電車の中で座り読む。


秋分の日、
街には元気がなくて
電車も空いている。


そのうち、
ストーリーが思いがけない方向に向かい
阿佐ヶ谷駅直前で
あやうく落涙。


思わず早足で
ホームに駆け下りた。


なんだよー、
カラスヤサトシ
こんな漫画描くなよー、アホー!


褒め言葉です。