mrbq

なにかあり/とくになし

あるインタビュアーの災難

昼間、
取材を一件した。


その後、
トイレに入って何気なく鏡を見てびっくり。


ひどい寝グセ!
右の側頭部の髪が
ピン!と横に跳ね上がっていた。


うーん。
この寝グセを見せつけたまま
インタビューをしていたのか……。
気になっただろうな。


さらに
左の鼻の穴がむずむずするので
ティッシュを突っ込んでみて
もっと驚愕!


ティッシュが真っ赤だ!
鼻血じゃないか!


すでに流血からすこし時間が経過して
徐々に固まりはじめているその赤い痕跡を見るにつけ、
まさか取材中に
鼻血が穴から見えていたのではないかと戦慄した。


どうやら
外に流れ出す直前で
とどまってくれていたらしい。


寝グセで鼻血のインタビュアーなんて
聞いたことがない!


意味のないはてなマークを相手に与えなかったことを
祈るのみ。


待てよ、
“血”は回避出来たかもしれないが
“毛”はどうだ?


自分が寝グセで鼻血で鼻毛のインタビュアーだったなんて
わるい夢に出てきそうだ。


鏡で神妙にチェックしたところ
何とか大丈夫そうであった。


ほっと胸をなでおろし(寝グセと鼻血は不問にして)
前園直樹グループの雑誌「うたとことば。」6号を読む。


水上徹さんの「前園直樹グループを観た。」が
素晴らしい。


夜中に
めずらしく鮮明な夢を見た。


恵比寿tenementでDJをしていた。
先日拾ったシングル盤の
あわてんぼうのサンタクロース」をかけたら
あるお客さんがつかつかとブースの前にやってきて、
そのシングル盤を取り上げて
くしゃくしゃにして食べてしまったのだ!


「うわ!」と思った瞬間に
目が覚めた。


正夢じゃなかろうか。
正夢ではないことを祈る。
何故なら
ぼくは本当にそのシングルをかける気でいるから。