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なにかあり/とくになし

横沢さんの川柳

横沢彪(たけし)さんが亡くなった。


お仕事上の付き合いはおろか
何の一面識もない
雲の上より上のかただけれど
さびしく思う気持ちは
ひょうきん族」世代としては平等でいいじゃないか。


亡くなる直前まで
J-CASTニュースで続けていらした連載
横沢彪のチャンネル∞(無限大)」を愛読していた身としては、
ひょうきん族」時代(もちろんぼくはまだ子どもだった)よりも
勝手ながら身近に感じたりしていたのだ。


最近更新が滞りがちだったのがすこし心配だったけど
昨年の12月30日付けのこの記事まで
しっかりとアップされ続けていたので
訃報は「まさか」という感じだった。


最近の連載では
末尾に川柳が添えられるようになっていて、
それがまた
さらっとした品と
ちくっとした毒の両方が
絶妙に混じり合った見事なものが多くて
本文以上に感心してしまうことも多かった。


訃報のニュースのなかで知ったが
去年の暮れにも
趣味の句会に精力的に参加されていたという。


横沢さん自身が半生を語った本や
成功ハウツー本みたいなものもいくつか出ている。


突飛な発想と
大胆な行動力は
去年出た高平哲郎さんの「今夜は最高な日々」でも
すこしうかがい知れた。


横沢さんがどんなひとだったのか、
どんな風に年をとろうとしていたのかを教えてくれるのは
あの一句一句だったのかもしれない。


オレたちひょうきん族」の
あの見事すぎる最終回
もう一度見ながらご冥福を。