どういうわけかオザケンを
しめきりをひとつ乗越えて聴いたのは
ジョナサン・リッチマン。新譜。
枯山水のよう。
しかし、花も実もある枯山水。
もう少し聴いてから何か言おう。
そのあとは、
どういうわけか小沢健二の「春にして君を想う」。
“オザケン”と呼ばれていた時代の小沢健二の
事実上のラスト・シングル。
発売は1998年1月28日。
自選とされた編集盤「刹那」には
収録されなかった一曲。
「大人になれば」などに続く
渋谷毅参加作品でもある。
渋谷毅による
たおやかなビッグバンドのアレンジは素晴らしく
インストだけでも十分聴く価値がある。
短冊型のCDシングルは
680円(税込で714円)。
一曲(と、そのインスト)しか入っていない
ということを前提にした値段だが、
ノンクレジットで
直前のシングル「ある光」が収録されていた。
そのことをすっかり忘れていた。
虚を突かれて、
目の奥が痛くなった。