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なにかあり/とくになし

iTunesもダジャレをするんだね

初めに言っておくが
これは文句や苦情ではないですよ。


おかげさまでiPhone使用開始から約一月。
iPhone搭載のiPod機能を
日頃使わせていただいている。


アートワークの入手とやらで
iTunesを通じて収録した音源の
アルバム・ジャケットをダウンロードしたりもする。


そのなかで
どうしたものか
膨大なデータがもたらすバグなのか、
これはあってはいかんだろという間違いがある。


身近なところでは
グッドラックヘイワのファースト・アルバム。


彼らの代わりに“降りて”きたのは
LAのシンガー・ソングライター・ユニット、
グッド・ラック・ベアー。


大物では
レッド・ツェッペリンがすごい。


何年か前に出た3枚組の発掘ライヴは
ごていねいに1枚ごとに分かれてのジャケ表示だが、
ディスク1とディスク3は
ドレッド・ツェッペリンになっている。


ドレッド・ツェッペリンとは
90年代にツェッペリンの楽曲をレゲエにアレンジして
もてはやしとひやかしの両方で評判になったこともある
何ともボンクラながら憎めない企画バンドのこと。


ドレッド・ツェッペリンのジャケを見ながら
レッド・ツェッペリンを聴くのは
きまりがわるい。


やっぱり世界に完璧さはないと
ぼくはよろこんでしまうけど、
一般的にはこういうことは不愉快の部類に入るだろう。


ひょっとして新手の宣伝か、
それともジャケットによるテロなのか。


とにかくこの世界で
レッド・ツェッペリンを聴きながら
強制的にドレッド・ツェッペリンのことを
思い出さされてしまっているひとの数は
決して少なくない。


iTunes
ダジャレをするんだね。


今日、帰りの電車が
阿佐ヶ谷駅のホームに着き
ドアが開いた瞬間、
流れ始めたのは
ジョン・ボーナムのドラム・ソロ曲
「モビー・ディック」だった。


そのまま家まで
エンドレスでドカドカドカと。


勇ましいが長ったらしいと思っていたこの曲の本当の魅力、
扉を開けて飛び出す瞬間に聴くと
わかります。