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なにかあり/とくになし

齢には勝てないぜ

本日、
あらためて吾妻光良&スインギン・バッパーズのライヴ盤
「Sweatin' Ballroom」を購入。


特典は
サイン会入場券。
はたして行けるかしら。


吾妻さんのサインは
すでに一枚持っている。


「おいこら、お嬢ちゃん」の再発シングル盤を
ライヴの物販で購入したら付いてきたものだ。


お名前と一緒に
「他のメンバーにもお願いしたのですが
 誰も書いてくれません」と
したためてあった。


バッパーズのライヴは
実は数えるほどしか見たことがない。
ようやく右手の指は超えたぐらいだろうか。


平均すると一年に4、5回しかライヴをやらないこのバンドと
運良く巡り会わせる確率は
なにげなく暮らしていたら
そうは高くなりっこない。


バッパーズのライヴに照準をあわせて生きる毎日というのも
わるくはないが、
ご本人たちがそういう風に
しゃにむに人生を生きていないのに
こっちが期待ばかりをべらぼうに育てるのも
何か違う気がする。


風流とは
風に流されると書くわけで
そういう意味で
風に逆らうのではなく
風に流されるようにして
バッパーズのライヴには出会いたい。


そういう“ぜいたく”な支持が許される、
やっぱり稀有なバンドだ、バッパーズは。


願わくば
今までどおりのペースで
今後とも。


それにしても
ライヴ盤の冒頭でも演奏される必殺曲
「齢には勝てないぜ」は
今でこそメンバーの実年齢に見合う感じがするが
この曲を書いた80年代終わり、
吾妻さんは30代前半で、
今のぼくより全然若いということが
ときどき空恐ろしくなる。


少年老い易く学成り難し、とは、
人間はすぐに歳をとるから後悔しないように若いうちに勉強しておけ、
という意味だが、
バッパーズを聴いていると
頭の中で意味が良い方に逆転してしまうことがよくある。


早くに老けても問題なし、
学成り難くなったって全然まだまだ楽しいぜ。


ってね。


吾妻さんには数年前に
一度だけインタビューさせていただいたことがある。


家がご近所なので
お姿はちらほらとお見かけするのだが、
直接取材はあとにもさきにも一回きり。


「齢には勝てないぜ」が
すんなり飲み込めるようになってきた今、
もう一度挑戦してみたい。


なんて燃えてみるのも、
また違うか。