当たれ!10インチ
ふつかよい明け、
すこし遅れて家を出て
いつものように駅ビルに。
CDショップに
「アニー」ジャケを拝借した
木村カエラ「Ring a Ding Dong」が
大きくディスプレイされていた。
目を疑ったのは
その横に並んでいたのが
アナログ盤だったこと。
しかもサイズは10インチ!
このシングルCD、
初回特典でネット応募用のシリアルナンバーがもらえて
抽選に当たると
「Ring a Ding Dong」のアナログがもらえるんですって!
しかも
もしあれがただの飾りじゃなければ
そのサイズは10インチで。
ただし
限定300枚。
疲れ気味の頭に
ガッと火が点く。
宣伝するわけじゃないですが、
この曲、
CMで流れている部分以外も、
いやもしかしたらその“以外”の部分がまた
ぼくとしては
相当に好み。
やっぱり彼女と渡辺忍は
作詞家×作曲家としての相性が抜群なのだと思う。
以前にインタビューしたときも語ってもらったし
この本にも興味深い作詞論が載っているけれど、
反射神経というか
音への反応によって
カラフルな言葉を作り出す作詞家としての彼女にとって
刺激という意味での作曲家の多彩な人選は
重要な要素なのだろうとは思う。
でも
いつか腰を据えて
ひとりの作曲家と勝負するアルバムを作ってみたらなあと思ったり。
木村カエラの「つづれおり」みたいな
そんな未来の名盤を夢見ます。
出来れば彼女が30歳ぐらいの年に。
2015年ですか。
さて
まずはとにかく
当たりますようにと
心で柏手を何度も打つ。