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なにかあり/とくになし

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

食べているものを見ればそのひとがわかる

荻窪駅前までツマとランチに出かける。 「葉山」という名のパーラー風レストランで オムライスとカレーライスを。 軽く見積もっても30年は歴史のありそうな店内は、 昼のいこいを求めるひとびとでにぎわっている。 店内有線でスティーヴィー・ワンダーの「フ…

月光社のことなど

荻窪の中古レコード店「月光社」が閉店したといううわさを聞いた。 まったく気がつかなかった。 偉そうにそびえるhpのビルのふもとにちんまりと、 しかし、しおれることなく存在を主張していた月光社。 店内は四畳半ほどのスペースしかなく、 壁にぎっしりLP…

夏はまだまだ粘りますよ

おとといの夜中に乗ったタクシーの運転手さん。 夜はすっかり秋っぽいですね、という話題になると、 「いやいや、夏はまだまだ粘りますよ」と やけに夏の肩を持つ。 その気になって、夏のCDを。 エディ藩のリイシューCD「ベイサイド・スインガー」(VIVID SO…

ばにゅうしゅ

今日聞いた耳新しい言葉。 ばにゅうしゅ。 鼓膜のすき間をぬるっと滑り込んできた。 漢字では「馬乳酒」。 その字面もまた目に新しい。 「くわっ!」となるね。

近所の吾妻さん

スインギン・バッパーズの吾妻光良さんが、 すぐ近所に住んでいる。 と言っても、ここが自宅だと知っているわけじゃない。 阿佐ヶ谷の駅から帰るルートがほぼ一緒で、 家の近所で頻繁に見かけるという、それだけの根拠である。 おそらく、吾妻さんの家から一…

駄文探しの旅

ネットや雑誌などで文章を書いていると、 「いえいえ、駄文でして」などと自分を紹介する機会は少なくはない。 謙遜の一種ではあるが、これはまあ「どういたしまして」みたいなもので、 一種のあいさつ代わりに使う慣用句でもある。 「いやまったく、駄文で…

信号と小説

夜、ハイファイから渋谷駅まで歩くうちに 小降りだった雨が大粒に変わる。 やばい。スコールになるかも。 このところの東京の雨はアジアン・テイストである。 そんなときに限って交差点の信号で足止めをくらう。 ああ、こういうとき、信号にひとの心があれば…

しばらくはプログレな日々

大規模な時差ぼけが我が身を襲い、 断続的に20時間ほど睡眠。 つい3日前までアメリカ行ってたのです。 生活のリズムが変拍子。 睡眠が長尺。 しばらくはプログレッシヴ・ロックな毎日を送るだろう。 書き忘れぬよう。 先日買ったのは大橋歩だけではなくて、 …

うれしいときに大橋歩をめくる

とてもうれしい報せを聞いたので、 「大橋歩表紙集」(イオグラフィック刊)を買う。 大橋さんが担当していた1964〜71年の「平凡パンチ」全表紙イラスト集である。 印刷物として各ページを彩る歴代の表紙の美しさはもちろん、 合間に少しずつ顔を出す大橋さ…

スパイク・ジョーンズを待つ

8/26発売と書いていたジョナサン・リッチマンの紙ジャケCD、 こちらの確認ミスで、23日発売でした。 というわけで、早いお店ではすでに発売スタートだそう。 よろしくお願いいたします。 「ストレンジ・デイズ」9月号では、その紹介記事を書きました。 ハイ…

振り返るな、振り向け

「Wax Poetics」の最新号はP-ファンク特集だった。 この雑誌の良いところは、 ちょっとズレたところで「今これ聴いとかないと」を主張する気概。 流れに乗っていることをよしとしない。 だって、それが“発信”ということの本質だもんな。 同じ昔を扱っていて…

告知二題

一日遅れですが、昨8/19、ウルトラヴァイブより発売の フォー・フレッシュメン「ブルー・ワールド」、 モーガナ・キング「ワイルド・イズ・ラヴ」の2枚でライナー書きました。 そして、8/23にストレンジ・デイズ・レーベルより発売の ジョナサン・リッチマン…

エイドリアーン

NHK教育でやっている小学生向けの英会話番組「えいごリアン」。 たまたま見たのだが、こにくらしいほど面白い。 面白いのはまあいいとしてだ、 このタイトル。 映画「ロッキー」(第一作)でロッキー・バルボアことスタローンが 試合に勝って恋人の名を絶叫…

ジョナサン・シングス!

8月26日にストレンジ・デイズ・レコードから、 ジョナサン・リッチマン&ザ・モダン・ラヴァーズの初期の5作品が発売される。 紙ジャケである。 そのうちの2作でライナーを書かせていただきました。光栄です。 ちょうどそのライナーを書き終えた頃、 とある…

熟考中! ウルトラファイト!

円谷プロの誇る〈ウルトラ・シリーズ〉の 子供向けブラック・ホールとも呼ぶべき至高の手抜き番組「ウルトラファイト」。 ついにDVDボックス化され、ここ数日、非常に悩んでいる。 ナンセンスという言葉すらおこがましい、 着ぐるみのじゃれあい5分番組。 尊…

ヒー・イズ・ナッツ

「ミュージックマガジン」9月号発売。 ハンバート・ハンバートの新作レビューを一本書きました。 つい最近、殻付きくるみの醍醐味を知った。 注意して見ていると、近所のスーパーでもたまに売っている。 あの殻を割るのがくせになる。 鉄製のくるみ割り板(…

シャッフル・ビートにおまいり中

今日、神社に「まいった」とか「まいらなければよかった」とか、 そんな話題で世の中がやかましい。 どうせなら音楽を聴いて「まいった」とぼくは言っていたい。 最近は、シカゴのレーベル、ブランズウィックのソウル・ヒットを集めた 2枚組のCD「Brunswick …

ラグビーパン

ずいぶん前に、ハイファイのお客さんだった大学生の男の子が、 パン屋さんに就職したことを書いた。 アンデルセンという結構、有名なチェーン・ショップだ。 実はパン屋と聞いて、ほんとに軽くだが、ジェラシーを感じた。 本屋とかレコード屋を知る以前に、 …

パパーヤ早売り

「レコードコレクターズ」9月号発売。 GNPクレッセンドのエキゾチカ・アルバム4種のレビューを書きました。 8/16発売予定のパパーヤ(ビタースウィート・アメリカ・シリーズ)、 お盆の流通の関係か、早くも出回り始めているもよう。 知らないひとが見たら、…

人生がチャンチャカチャン

こないだ東スポでインタビューを受けていたので、 チェックしたひとも多いかもしれない。 「演歌チャンチャカチャン」の一発ヒットを持つ平野雅昭は、 実人生でも結婚4回離婚4回。 人生もチャンチャカチャンなメドレー形式で出来ていた。 今の世の中にはチャ…

ムシキングよりもパーキング

“ムシキング”が流行っていると聞いて、 最初何のことなのかわからなかった。 子供たちの間で大流行している端末対戦型の昆虫ゲームのことだと知って、 今度は戦慄した。 ぼくは子供の頃から虫がいまひとつ苦手なのだ。 それはまあいい。 “ムシキング”と聞い…

妖怪まえうしろ

お恥ずかしい話を少し。 パンツをさかさまに履いてました。 うらおもて、ではなくて、まえうしろで。はい。 しかも、一日の終わりに気がつくという間抜けぶりで。 トイレのときに何も考えてないのです。その証拠です。 妖怪”まえうしろ”の仕業です、きっと。…

いきなり東京タワー

何故か唐突にリリー・フランキー「東京タワー オカンとボクと 時々、オトン」を読む。 一気に読む。 「en-taxi」でチラ見していたけれど、 話題の最後尾に乗っかって、ハードカバーのうちに読む。 これは小説か? ドキュメントじゃないの? でも、身を削って…

奇縁合縁

サケロックオールスターズ「トロピカル道中」と サントラ「キャッチボール屋」発売。 タワーの入り口ではサザンのニューシングルを大々的にキャンペーンしていて、 ふと気がついたが、 サケロックオールスターズもサザンオールスターズも 同じ「SAS」だった…

手桶は順手で持つ

今日も手桶の話を。 手桶、もしくはヒシャク。 手桶は順手で持つ。 それがまだ慣れない。 しかし、順手で持ったまま頭上高く掲げ、 ザバッと頭にお湯をぶっかけるのは、 なかなかの快感である。 これからどこかへ殴り込みにゆくようなイメージ。 殴り込むど…

”たが”をおさわり

ぼくのブログの中で頻繁に出てくる言葉のひとつ。 「風呂」がある。 好きなんです。 風呂場の椅子が檜になった話も以前に書いた。 本日、手桶と洗面器が木製になりました! “たが”をおさわりする悦び。 うれしい。

サンダルに靴下

サンダルには素足。 そう決めつけて生きてきたのだが、 ふとした助言で最近はサンダルに靴下。 なかなか良いです。 ちなみにサンダルはニューバランス。 スニーカーは、もう10数年ずっとニューバランス。 ズボンは半ズボン。 膝が隠れるか隠れないか、ぐらい…

ネット裏

作家の吉村昭氏が亡くなっていた。 帰りの電車の中で大江田さんと話しているときに、 ふと目に入った隣のひとの読んでいる日経新聞に追悼文。 書いていたのは確か黒井千次氏。 一瞬、思考が飛ぶ。 「戦艦武蔵」をぼくに薦めてくれたのは、高校の同級生だった…

ロックトーバー絶賛

シカゴで発行されているインディー・ロック・マガジン 「ロックトーバー(Roctober)」42号(2006年冬号)に、 トム・アルドリーノ「ブレイン・ロック」のレビューが掲載されている。 NRBQのドラマー、トムが 1972年、17歳の夏に自宅の地下室で多重録音した …

小ぶりで赤い、ニクイやつ

昨日は気が付かなかった。 今日で本ブログ、スタートから301日目。 それを記念するわけでもないが、旅行用のトランクを買う。 6年間で3代目。 今回は小ぶりで赤い、ニクイやつ。 ひとめぼれでした。つきあってください。