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なにかあり/とくになし

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ナイル・ナッシュに教わる父の音楽

帰りがけに阿佐ヶ谷RAREへ。 閉店まであと数分のところを駆け込む。 きっとあるはずだと当たりはついていた。 それは グラハム・ナッシュのファースト・アルバム 「ソングス・フォー・ビギナーズ」。 わざわざ そのレコードを買おうと思いたったのは 昼間に …

腰に願いを

いつまでもぎっくり腰のことばかり書くのもどうか。 まあ おかげさまで すこしずつ良くなっているのは確かなようで。 ただし その影響で 休日に一日寝転がったりしていたもので やっぱり夜にうまく眠れない。 時差ぼけの余波が 思いがけず体内に居座ってしま…

オロイカより愛をこめて

ぎっくり腰3日目。 ずいぶんマシになってきたという自覚はあるが さくさくと動くには 若干の恐怖感が残る。 起き上がるときも 腰に負担をかけないように 腕や膝を無意識に使っているので どうも不自然。 非なめらかなこの動き、 「おじいさん!」 と指摘され…

それがぼくの鳴き声

ぎっくり腰になって気がついたことがある。 くしゃみは 凶器である。 そうでなくても 鼻炎持ちのぼくは 普段からくしゃみがはげしい。 顔をおおきく振りかぶって ゆっくりとしたモーションで反動をつけ 一気にバビューンと。 その電撃的なショックで 全身が…

渋谷のハッピーバード

真っ昼間、 それはぼくの働く店で起こった。 買付をしたレコードの箱が お店にどーんと届いた。 ちょっとあせり気味に箱を手に取って からだを反転しようとした瞬間だった。 ピキーン。 左の腰に 電気。 やっちまった。 ぎっくり腰。 あとで考えると 微妙に…

ああうまく眠りたい

相変わらず激しい時差ぼけは続いていて ほとんど眠れない晩と 夢も見ないで爆睡する晩が 交互に訪れている。 今朝は 爆睡の方。 しかし 寝覚めの疲労度がすさまじく 出勤が遅れる旨を伝えた。 座椅子をふたつつないで Vの字を開いたような姿勢で寝る。 なぜ…

なんでもいいと言ってもなんでもいいわけじゃないんだ

なんでもいいから漫画を買わなあかんと 昨日は書いているが いざ書店に行くとなんでもいいわけではない。 「ピアノの森」の新刊も出ているけれど ここはひとつ 未読の作品にしたいと思いつつうろうろ。 いつか読むだろうと思っていた 見ル野栄司「敏腕編集!…

ゆるくサイケデリックな高校野球

昼間、 東京MXテレビを見ていたら 高校野球の西東京都大会をやっていたので 時差ぼけのごろ寝がてら眺めていた。 うつらうつらして目を覚ますと なんと敵も味方も まったくおなじユニフォームで試合してる! これはなんかの悪夢の続きかと思いきや どうやら …

ペンコの帰還

わけあって しばらくかかりつけの獣医さんに預けていた 猫のペンコが帰ってきた。 10日間ほどお願いしていたのだが、 2歳程度の猫を そんなに長い期間手放すと 飼い主の顔や家の記憶を失うし ひどいときはホームシックで弱ったりするとも 忠告を受けていたの…

「デート・ナイト」を見た

渡米してた。 帰りの便で ありがたいことに ティナ・フェイとスティーヴ・カレル主演の映画 「デート・ナイト」をやっていた。 ニュージャージー州の平凡な子持ち夫婦が マンハッタンで巻き込まれるけったいな大騒動。 ふたりとも 頭もきれるし 演技もぶちき…

音楽と恋愛

「トルバドール・リユニオン」と銘打って 春の日本公演からはじまり アメリカ全土をくまなくめぐってきた キャロル・キングとジェームス・テイラーのツアーの 最終日を運良く見ることが出来た。 場所は カリフォルニアのアナハイム。 ホッケー・チームの本拠…

素敵すぎる誤答

真夏のなぞなぞ。 正解を発表します。 まず、 東京都内を走るあらゆる鉄道路線のなかで 汚れていても掃除をするとぴかぴかになるのは どの路線でしょう? 正解は 副都心線(拭くと新鮮)。 つづいて 日本の都道府県で さかさまにするとにっこりしている都道…

真夏のなぞなぞ

昨日予告したとおり なぞなぞを出します。 正解された方には 今回もCD-Rをお送りします。 前回はじゃんけん、 前々回はあみだくじと ここのところ運試し的な方法が続いていたのですが いろいろとご意見を総合すると なぞなぞで つまり運ではなく実力で 勝負…

真夏の夜の夢1970s

映画で 中世の貴族や 中東のアラビアンナイト的な王族の寝室が映し出されると なんとなく親しみを覚える。 親しみを覚えるどころか 自分がかつて 似たような場所で寝ていたという記憶すらあるのだ。 暑さでついに狂ったか 松永良平が 自分の前世についておか…

へそに思う

雷が鳴ると へそを隠すほうの人間。 人間をそこで分類するのは どうかしてるかもしれないし いいおとなになって何だとも思うのだが、 ときどきふと 自分がそっち側の人間なのだと 思うことがある。 この迷信の成り立ちには諸説あるらしいが そのなかでは 雷…

真夏の夜の夢2010

夏が来た。 夏の夜は ドクター・バザーズ・オリジナル・サヴァンナ・バンドを聴いて 過ごしたい。 去年の夏は、 これを発見したおかげで 音楽的な避暑ができた。 サヴァンナ・バンドのキュートなシンガー、 コリー・デイと 愛すべき茶目っ気ラティーノ、 コ…

「ブレイン・ロック」オン・MOJO

昨日に引き続き 「ブレイン・ロック」アナログ盤へのレビューを。 今回もイギリスの「MOJO」誌。 評論家イアン・ハリスンが アナログ盤の再発から毎月5枚をセレクトして紹介するページの 5枚目に登場した。 NRBQのドラマーが、自分のオープンリールで面白半…

「ブレイン・ロック」オン・シンディグ!

NRBQのドラマー、トム・アルドリーノの 現在のところ唯一のソロ作品「ブレイン・ロック」。 当初は日本のみでのリリースだったのだが、 2010年の初め、 マサチューセッツ州のレコード店ミステリー・トレインから 限定でアナログ盤が発売された。 そのいきさ…

ハースにうっかり

ぼくがうっかりしていたように ほかにもうっかりしているひとがいるだろう。 ハース・マルティネスが今 ジャパン・ツアーを行っている。 東京公演はもうすぐだ。 『Altogether Alone〜HIRTH MARTINEZ Summer Tour 2010』 ■7月15日(木) 東京・表参道FAB ■7…

名なしの感情

星野源「ばかのうた」レコ発ライヴを聴いた。 とてもいいアルバムだったし、 ソロでこれほどちゃんとした舞台をまかされるのは 初めてということもあって 渋谷のクラブクアトロは そうとうな客入りだった。 おめでとうございます。 ソロアーティスト星野源に…

霊でつながる

話は一日戻って。 キセル「凪」ツアーの打ち上げで 手塚治虫の何を読んだらいいかという質問に 「やけっぱちのマリア」と即答している自分がいた。 「空気の底」も推薦した気がするけど それは話の相手が 「奇子」や「きりひと讃歌」を読んでいると言ったか…

兄弟VS兄弟

7月10日の土曜日は 西に向かえば吉祥寺で 寺尾紗穂のライヴ(フロントアクトに青葉市子)、 東に向かえば赤坂で キセルの「凪」ツアー・ファイナル。 まったくどうして そんな身を裂くようなスケジュールをと 心のなかでうらみ節。 心中の葛藤はどうあれ ぼ…

THE LOST WEEKEND

YOUR SONG IS GOODサイトウジュンさんの 結婚パーティー(おめでとうございます)から帰宅。 ユアソン×スチャダラパーで まさかのあの曲! そんな盛りだくさんの感激にずぶずぶと浸され、 なおかつ 着慣れない服や靴にへとへとなところに ビュンと視神経から…

週末のあれこれ

サケロックのアルバム 「songs of instrumental」に収録されていた 「トロピカル道中」(田中馨・作)。 そのなかで テルミンを弾いている吉岡利浩さんと知り合ったのは 3年前の年末の サケロック大阪公演の打ち上げだった。 吉岡さんは 関西在住で 日常の仕…

空飛ぶ男がふたり

上映が終わり 客電が点いた。 ためいきとも あきれともつかない雰囲気が 場内に蔓延しているのがわかる。 しかし ぼくの目のはじっこは 実は濡れていて。 泣いてしまったのです。 ロバート・アルトマン、1971年の作品「バード★シット」。 日本公開は39年ぶり…

ジャクソン6、7、8の「ライヴ・アット・アサガヤ」

ジャクソン5のライヴ盤 「ライヴ・アット・ザ・フォーラム」(Hip-O-Select)が素晴らしい。 1970年と72年に収録されていた 未発表ライヴ・パフォーマンスを CD2枚にパッケージ。 人気も絶頂! 兄弟の気合も絶頂! マイケルの歌声も絶頂! 会場を埋めたティ…

ゴトウユキコとともに

「ビッグコミックスピリッツ」は買わない。 いつからかそう決めていたのに 出した手を引っ込められなくなったのは 表紙に「ゴトウユキコ」の文字を見たからだ。 彼女のはじめてのコミック 「R-中学生」(ヤングマガジンコミックス)には したたかに衝撃を受…

わたしはしらない

寺尾紗穂インストア・ライヴがはじまったとき 新宿タワーレコードの7F左隅の ライヴ・スペースには お客さんは50人くらいはいただろうか。 彼女のレパートリーのなかでも ひときわ重たさを感じさせる「骨壺」を うたい終えたあとだった。 「新曲をやります」…

7月3日から7月4日へ

「GARDEN」@恵比寿tenement、 雨の中、たくさん来ていただいてありがとうございました。 ゲストDJの片桐さん、門脇さん、おつかれさまです。 片桐さんは 公式には初DJなのに すごく落ち着きがあって かかる曲もかわいかったです。 門脇さんは 攻めな感じの…

クレア&ザ・リーズンズふたたび日本に

クレア&ザ・リーズンズが この夏ふたたび日本にやってくることは知っていた。 しかし 会場が丸の内のCOTTON CLUBで 4日間で8ステージと聞いて ちょっと心配した。 ああいうスタイルのお店は チャージ(チケット代)も高そうだし、 日本では高い評価を得てい…